さよなら入道雲

思ったことを吐く

親より年上の人物を好きになるということ

※この記事は布教を目的とする内容ではありません。また、後半になるにつれて気持ち悪くなってくるので注意して下さい。※

 

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2018年夏に日焼け覚悟で往復約8時間をかけて行った千葉の「秋山駅」。

なんと布団の中で打っていた分がちゃんと下書きに保存されてなかったのである。これに萎えて最初の部分の内容は適当になっているが許していただきたい。

 

 

 

「好きな芸能人って誰?」

 

 

出会ったばかりの友達やプロフィール帳にありがちな質問だ。タレント・歌手・スポーツ選手など様々な選択肢がある中、かつてのわたしはこう答えていた。

 

小日向文世さんかな」

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三谷映画の小日向さん(段田さん)。天国の公安

 

大抵最終的には驚かれる。何故かは分からないが、存在感のある演技に日本中を魅了してきた小日向さんは認知度の高い名俳優だ。その魅了された一人であるわたしが特に好きなところは、笑顔だ。

 

そう、笑顔だ。スマイルだ。

ただの笑顔じゃない。まずは下の画像を見ていただきたい。

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これは「陽」の笑顔。親しさの湧く優しそうな性格が滲み出ている表情だ。眩しい。

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そして「隠」の笑顔。目は笑っていない。いかにもニコニコしながら人の命を奪ってそうな表情だ(タイプ)。

 

 

…やばいのである。

役柄によって完全に笑顔にある意味が違っているのだ。凄い。使い分け…と言うのかは分からないが、長年培ってきた才能が出るその表現力に感動しながら、「HERO(2001)」と「緊急取調室(シーズン3は現在放送中)」をわたしは推していく。

 

 

 

 

「好きなアーティストって誰?」

 

同世代の子や職場の先輩に訊かれがちな質問だ。「知らない…」という雰囲気が苦手なので少々躊躇ってしまうが、わたしは胸を張ってこう答える。

 

 

秋山勝彦さん」

 

 

秋山勝彦さん…秋山さん…良い名前だ…秋の山…いとおかし…。

秋山勝彦さんは1959年4月11日生まれのO型。高校時代に「阿媚叫喚」というバンドを組みそこから1979年結成の「P-MODEL」へ。オリジナルメンバーだったが一度脱退し、「Elle Najia」や「夢幻会社」、「HERE IS EDEN」などとして活動しながら1991年に再び「P-MODEL」へ加入。93年に脱退しエデンが解散した後はソロ名義「after the rain」で音楽活動を続ける。現在は髙橋芳一さんとのユニット「CROSS」や藤掛正隆さんとのライブ、「NoME」やソロなどで活動中。(著者の脳より引用)

 

秋山さんとの出会いは「BIT MAP」であった。まず平沢進師匠*1を知った自分は「P-MODEL」に辿り着き、Youtubeニコニコ動画にアップされている当時放送されていたP出演のテレビ番組の一部を見たりしていた。

P-MODEL」を知る元フォロワーからお勧めされた動画。田中さんが弾いているシンセの音が耳に残る。映像途中に挿し込まれている名画にも何だこれとなった。

お馴染みの『P-MODEL』発売前のインタビュー映像。最後のバレンタイン(茶番)の詳細が気になりすぎている。

 

そこから「BIT MAP」を入手し収録映像を見た自分だったが、とんでもない衝撃を受けた。

 

 

笑顔が素敵すぎる。 

 

 

また笑顔かよ、と思った紳士淑女のあなた、正解である。自分は笑顔に大変弱い。 マラカスを片手で持って踊りまくっている?思わず笑ってしまう?そんなの関係ない。(草を生やすな)ただ笑顔が素敵だったのだ。まずそれが第一なのだ。

隣にいるタルボを弾いている人がほぼ真顔にも関わらず、秋山さんは笑顔を振りまいていた。これで惹かれてしまうのは仕方がないのではないだろうか。

また、しっかりキーボードを弾きながらも眩しい金髪を振り乱しステージから落下するくらい身体を動かすモデル体型の秋山さんは黄色い声・薔薇の花束贈呈間違いなしだ。

でも何より秋山さんの4人の中で本人が主張する表現方法を突き通しているところが魅力的だ。当時の解凍Pには「分かりやすいテクノ」というテーマがあったし、無機的でディジタルな雰囲気が最も似合うスタイルだったであろう。しかし秋山さんはそれを気にせず「ロック」をやめていない。(と著者本人が思うだけです)他のメンバーのヤスチカさんも客席にダイブしに行ったりとか、ことぶきさんもああいう画期的なライブスタイルだったけども、自分的には秋山さんが一番「自分らしさ」を出していると思うんだな、という短絡的な考えでいる。

 

 

時代は飛んで現在(2019年)の秋山さんだ。今の秋山さんも変わらずロックを続けている。

 

…は置いておいて、

 

 

かわいくない?

 

 

すごくかわいい…。めっちゃかわいい。どかわいいら。前まで一番かわいい秋山さんNo.1は解凍期だったのだが、今は今の秋山さんが断トツで1位である。

だってかわいいじゃないか。世界一。生きる芸術だし。お菓子好きだし。言動全てがかわいいし服もかわいい。少し前までは失礼と思い表立った所ではあまり発言しなかったが、御本尊が言われたい!と言ったことから解禁してしまったのだ。まあ男性にも言われてるし許されるよね?

…勿論かっこよくお洒落さんな(いつも良い匂い!)ところもあるのだが、かわいさがとてもかなりあるのだ。最近Twitterも始められて、益々かわいさに磨きがかかってきた。

 

一番のインパクトはこれだ。2/22に投稿された、猫耳カチューシャをつけた姿の写真だ。萌えアイテム・猫耳というだけでもう駄目だ。どこで手に入れたのかは不明だが、わざわざ買って(しかも外で!)つけたのだろうか。眉間に皺を寄せても滲み出るかわいさ余ってかわいさ100倍の写真は、ファンサービスにも程がある。

 

そんな秋山さんの写真を見たらまず「かわいい」が浮かぶわたしでも、恋愛感情は1mmもないのである。他の人の「結婚したい!」「好き!(love)」には特に疑問も嫌悪感も浮かばないが、そういう感情は一切ない上恋愛対象・好きな男性のタイプにも入っていないのである。

秋山さんは所謂「芸能人」だ。いくらライブハウスで舞台の段差が無くても、手の届くことのない友達になれない人間なのである。そもそも好きになった理由が「舞台で見せた姿」にあるのだから、それ以外のところやプライベート的な側面まで足を踏み込むのは大きな間違いだ。だからわたしはそこに気をつけながら、御本尊とファンの距離を大事にしているのである。写真を撮ってもらう時に自分の顔を写さないよう努力するのは、御本尊の美しい顔に自分の汚顔を並ばせたくないからである。 

 

 

Twitterのタイムラインに流せないような事ばかり打ってきたが、勿論秋山さんが作る曲も良いものばかりだ。秋山さんは歌詞を作る時難しい単語は使わない、みたいなことを言っていたが、それでも語彙力が半端ない文学青年から生み出される歌詞は美しく、そして儚いものばかりだった。(お気に入りの歌詞は「from the edge of nirvana」や「月の夜の与太者たち」あたり)秋山さんといえばロック、ロックといえば激しいとかぶっ飛んでるというイメージがあるが、繊細でリアリストな歌詞 は確実に貴方の心を掴むだろう。

 

 

*1:言わずと知れたテクノなアーティスト。ソロアルバムは初期三部作しか持ってない