さよなら入道雲

思ったことを吐く

人とゲイジュツと私 〜何でもない浅草ロック座感想編〜

※この内容は目で見たものを確実に伝えられている記事ではありません。

 

 

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※日が経っているので記憶が曖昧です。

 

 

 

去る5月2日、わたしはかなり前から行きたかったストリップを観るため、界隈ではかなり有名らしい『浅草ロック座』へ向かった。浮かれ気味の観光客を押しのけつつ浅草寺を横目に(雷門は生で初めて見たが、圧倒的大きさであった)その場所へ足を運んだ。一人で観るには勇気が足りなかったため、Twitterのフォロワー・ごるちゃん*1と一緒に行った。

 

著者が駅の場所を間違えたせいで入場が少し遅くなってしまったが、パフォーマンスが行われているホールに入ると薄暗いホールに人がみっしりと詰まっており、太鼓の音が鳴り響いていた。

 

なんだこれは…。

 

おもてたんと違う!(CV.織田信長) これ市が開催する四季の祭りやお年寄りの元気付けの会とかでよくやってるアレだ。ここはどこなんだ?わくわくホリデーホールか?

…いや違う。よく見ると、踊っているのは煌びやかな衣装を纏った美女だ。この舞台はただの景気づけの催事の場ではない。最初から最後まで全力で「芸術」を表現する勇気を持った女性たちの輝ける場所なんだ……ッ!

 

 

(ここからはざっくりとした全体の感想です。)

 

 

 

やー、よかったなー。やっぱり一度現場に行って自分の目で確かめるべきだなー。

彼女たちは所謂「動く芸術」だった。人間の「恥部」と称される部分を晒しているのは、その表現方法の一つに過ぎないと感じた。彼女たちは恐らく自分の身体を最も完成されたものとして認識している。その通りに、余分な肉も付いていないし丁度いい筋肉の付き方もしていた。今まで積み重ねてきた努力の末に辿り着いた結果があのような動き・肉体ならば、一つの芸術として評価されてもおかしくないだろう。(全員身体が柔らかかった)

 

全体的には衣装着たままパフォーマンス→突き出してる丸いところに行って脱ぐ→パフォーマンス…のような流れであった。特に印象に残っていたのは、履いていた紐パンツを脱ぐとアキレス腱に器用に結びつけていたところだ。ここもまたシルエットが美しいシーンであったが、個人的には陰部が見えるよりエロティシズムを感じた。

もう一つは手前の丸い舞台が回転中に、お姉さんが目を合わせてくれた気がして嬉しくなってしまったことだ。(何故かライブで中野テルヲ氏*2と目が合った気がした時よりも嬉しかった)これも同性故のファンサービス的な行為だろうが、意外とこういうこともやってくれるんだなと思った。

 

 

 

ストリップといえば裸…女性の裸を見れるということは、猥雑な雰囲気で客もそれを期待しているのでは?と思われがちだ。

 

しかし、それは全くの間違いである。

 

客は皆、真剣な眼差しで彼女らを見つめ、素晴らしいパフォーマンスには惜しげも無く拍手を送っていた。誰一人、「下品なエロ」を求めている者はいなかった。(多分)

実際、劇場の端にスケッチブックを持ち鉛筆を走らせている一人の男性が立っていた。ドローイングでもしていたのだろうか。わざわざ紙と鉛筆を持ちお金を払い入っているその人も凄いが、「紙面上に残したい」と思わせる魅力を持たせる彼女たちの才能もまた凄いものであろう。

 

 

(飽きてきたのでここで一旦やめますすいません)

 

*1:ごるじたい女史。勝手にお姉さん的存在だと思っている

*2:ソロミュージシャン。4つの電球でお馴染み。最近UTS-6を使ってくれてないことに寂しさを覚える